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炎星雲と馬頭星雲
オリオンの三ツ星の一番左。アルタニクのすぐそばにある散光星雲です。中央の炎が噴き出しているように見えるのが炎星雲。右側で赤いスクリーンにシルエットとなっているのが馬頭星雲です。
撮影:2009.12.20 -
クリスマスツリー星団
オリオン座のすぐ傍、いっかくじゅう座に有る星団。ガスの塊を産まれたばかりの星が照らしています。その形がクリスマスツリーに似ているためこの名が有ります。
撮影:2010.01.17 -
M31アンドロメダ星雲
アンドロメダ座に有る銀河です。我々の天の川銀河よりもはるかに大きく、二つの小さな星雲を伴っています。50億年後には天の川銀河にぶつかる可能性がります。
撮影:2012.10.07 -
星雲のニアミス
おおぐま座にある右の星雲が左側の星雲のすぐそばを通過しました。その激しい重力で左側の星雲内のガスが活性化し、星誕生の連鎖が起こっています。
撮影:2010.02.06 -
バラ星雲
オリオン座の脇、いっかくじゅう座にある散光星雲です。赤い水素が開いたバラの形をしており、花弁にはグロビュールと呼ばれる星が産まれる場所も見えます。
撮影:2009.12.13 -
プレイアデス星団
おうし座に有る星団です。ギリシャ神話ではプレイアデスの七姉妹として、日本ではすばる、またはむつら星として知られています。
ガスの中から産まれたばかりの星たちはいずれも巨大で温度が高く、青い光を放っています。
撮影:2009.12.08 -
M13球状星団
初夏の星座ヘルクレスの帯の近くに有る星団です。暗い夜空では肉眼でも見ることができます。
球状星団は所属する銀河の周囲を丸く取り囲むように浮かんでいます。その理由についてはいろいろな説が有ります。
撮影:2009.02.29 -
オリオンの大星雲
狩人オリオンの帯から下がる剣は、肉眼では滲んだ小さな三つの星の並びに見えます。これを写真に写し撮るとこんな見事な星雲が浮かび上がります。
撮影:2010.1.16 -
干潟星雲
天の川の下流、いて座の中に有る散光星雲です。引き潮で現れた浅瀬の干潟に似ていると、イギリスの女性天文学者がこの名を与えました。メシエカタログでは8番目に名を置いています。
撮影:2010.06.09 -
子持ち星雲
北斗七星のひしゃくの柄の近く。りょうけん座にある銀河です。大小二つの星雲が手を繋いでいるように見えるためこの名が有りますが、実際は大きいほうの星雲が小さいほうのガスも星もはぎ取っている最中なのです。
撮影:2010.06.01 -
天女の羽衣
白鳥座の羽の近くに有る星雲です。大昔に爆発した星のガスの名残が淡く見えているもので、海の中を網が漂っているように見えるため、「網状星雲」と呼ばれています。
ただ、僕には宝石をあしらった天女の羽衣のように見えるのです。
撮影:2010.08.08 -
もうひとつの羽衣
N6960網状星雲の反対側に有るもう一つの網状星雲です。二つ合わせると、宇宙空間に大きな輪が出来上がります。その輪の中心にはかつて大型恒星が有りました。二つの網状星雲は、この星の超新星爆発で吹き飛ばされたガスの名残です。
撮影:2010.08.31 -
さんかく座のM33
秋の夜空の代表的な星座アンドロメダのすぐ南に有る銀河です。双眼鏡でアンドロメダ大星雲を眺めると次に筒先を向けるのがこの星雲というくらい、大きくてわかりやすい銀河です。大望遠鏡で撮影すると、渦巻きの中に散光星雲や星団が散りばめられているのがります。
撮影:2009.11.23 -
らせん星雲
みずがめ座に有る惑星状星雲です。太陽と同じくらいの星が一生を終えて爆発した姿です。地球からの距離が650光年と、惑星状星雲としては最も近いため研究も進んでいます。
広がるガスの形がらせん状に見えるためにこの名が有ります。
撮影:2010.11.04 -
はくちょう座からいて座へ
夏の夜に見える天の川は、僕らの銀河系の中心付近を眺めていることになるのでとても明るくて賑やかです。特にはくちょう座から川下に向けての星の流れは見事で、肉眼で見ていても飽きません。
撮影:2010.06.06 -
M20三裂星雲
夏の夜の南の空、いて座付近の天の川は本当に賑やかです。その賑わいを作り出している天体の一つがこのM20三裂星雲。三つに裂けて見えるためこの名が有りますが、僕には裂け目が四つあるように思えます。周囲には生まれたばかりの星たちがひしめき合っています。
撮影:2010.07.17 -
M17オメガ星雲
いて座の天の川の中にはたくさんの散光星雲が有ります。これもその一つで、星の産屋となっています。大きい望遠鏡で写真を撮るとギリシャ文字のΩに見えるというのですが、僕はそんな写真を見たことは有りません。
撮影:2010.07.18 -
M27あれい星雲
夏の天の川の中、白鳥座の南にこぎつね座という小さな星座が有ります。そこに住んでいる惑星状星雲がこのあれい星雲です。
双眼鏡などで見ると鉄アレイの形に見えることからこの名が有ります。
撮影:2010.10.10 -
M1 カニ星雲
冬の星座、おうし座の右の角の先に有る超新星の残骸です。超新星とは、とても大きくて重い星が生涯の最後に大爆発して明るく輝く現象です。M1は爆発したのが地球から見て1054年7月4日とはっきりしている珍しい星雲で、明月記にも記録が残されています。フィラメントと呼ばれる爆風の筋がカニの様に見えるのでこの名が有ります。
撮影:2011.02.26 -
M15 球状星団
秋の星座ペガサスの鼻面に有る星団です。全天の球状星団の中でももっとも星の密度が高い、言い換えれば圧縮率の高い星団です。
球状星団の成り立ちにはいろんな説が有りますが、この球の中の星たちがみんなものすごい年寄りであることだけは確かです。
撮影:2010.08.31 -
ウルトラの星M78星雲
オリオン座の三ツ星の右にある淡い散光星雲です。熟年世代にはウルトラの星として知られ、高度な文明を持っているとされていますが、この星雲はこれから星が生まれようとしている場所です。
本当のウルトラの星はM87で、監督の円谷さんが間違えたと言われています。
撮影:2011.01.08 -
まゆ星雲
星を産み出すためのガスの塊は空の至るとこにあります。でも、それがはっきりと確認できるのは天の川など背景に星が集まっている場所です。
はくちょう座にあるこの場所もその一つ。左下から黒く伸びたガスの先の産室で、今まさに神が星の繭を紡ぎあげています。
撮影:1010.10.10 -
パックマン星雲
カシオペア座にある散光星雲で、正式な名前はNGC281です。昔流行ったゲーム、通路に並ぶ餌をパクパク食べていく丸い玉に似ているというのでこの名前が付いたのですが、望遠鏡が大きくなるほど玉に見えなくなります。
撮影:2010.11.27 -
M41散開星団
オリオンの猟犬「おおいぬ」の首に輝くペンダント。ブログで僕はそう表現しました。肉眼でも見ることのできる大型の散開星団です。V字型ともX字型とも言われるのですが、大きいもののなんとなくまばらな感じが否めない星の固まりです。
撮影:2010.02.21 -
ペリカン星雲
はくちょう座のおしりの近くにある散光星雲です。地球から2000光年のところにある水素の分子雲の手前を冷たく暗いガスが流れているため、口を閉じたペリカンの胸から上の姿に見えます。でも見ようによっては恐竜の頭の骨のようでもあります。