秋の天の川は はかなくくて美しい。その淡い流れの中にカメラを向けるとあちこちで星の営みを見ることができます。
冬の星空は一年を通して最も賑やかです。天の川を背景に明るく輝く星たちはギリシャ神話のキャストでもあります。
その冬星座が竹取庵の東の木立ちの向こうを昇る様をGIF動画にしてみました。時折現れる光の線は飛行機です。
建設中の竹取庵の向こうを立ち昇る冬星座です。この頃僕はリウマチという病気と闘っていました。この写真にはいろんな思いが詰まっています。
天の川とは銀河系を内側から見ている風景です。右側の色が濃くて幅が広いところ。あそこにこの銀河の首都が有ります。
五月晴れの空が夕方から靄。観測デッキから望む瀬戸内海がおぼろ月に輝いています。
人の目は暗いものを見るとき高感度の視細胞を使いますが、この細胞はモノクロです。でもカメラは違います。写し撮った夜空は色とりどりです。
肉眼でははっきりとわかるサソリの形も、写真に撮ると他の星たちが主張し始めるので判り難くなります。見えますか尾を天の川に浸している姿。
トルコ・カッパドキアを旅した時の写真です。あまりにも現実離れした風景にしばらく呆然としていました。
みかんの丘のふもとに少しだけ険しい地形が有ります。早めに作業を終えた夕刻、その山肌に月が静かに沈んでいきました。
月齢7。上弦の月。本来なら星の写真なんか撮れないはずでした。でも丘の空気の透明度の高さが月と天の川のツーショットを可能にします。
2014年10月8日、この日の月食は月の出前に始まっていました。だからこそこのショットを撮りたかったんです。竹取庵の屋根が開いているのが判りますか。
◆ ただいま月食撮影中
竹取庵で皆既月食を撮るのは二度目でした。だから違うショットを狙いたかった。でも、反射望遠鏡は後ろから見ると望遠鏡に見えません。
かぐや姫は本当はしっかりした赤道儀の上に載るはずです。でも当面は簡易経緯台。だから高速シャッターの切れる月は格好のターゲットです。
◆ みかんの丘はさくらの丘
みかんの丘に2種類4本のしだれ桜を植えたのは2012年の事でした。それ以来毎年美しい花をたくさん付け、おばさん達を楽しませてくれています