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ヘール・ボップ彗星
1997年に地球に接近し、巨大彗星として人々を驚かせたほうき星です。よく見ると尾が二つ見えます。薄茶色のほうが太陽からの粒子や光の圧力で吹き飛ばされた塵。薄青いほうがイオンです。
撮影:1997.03.18 -
巨大黒点
太陽の赤道のやや南に2014年秋巨大な黒点が現れました。夕暮れには肉眼でも確認できたこの黒点は自転表面が一回りしてもなお見えていました。
撮影:2014.10.24 -
ラブジョイ彗星
オーストラリアの天文学者テリー・ラブジョイさんが見つけたほうき星。頭が丸く光っているのはコマと呼ばれる彗星本体から噴き出たガスです。
撮影:2015.1.12 -
土星
太陽から数えて6番目の軌道を回っている惑星。立派な輪が有ることから一番人気です。
赤道半径がおよそ6万キと、体積は地球の830倍もありますが、その多くがガスで出来ているため質量は95倍ほどで、水に入れるとプカプカ浮いてしまします。
撮影:2015.07.18 -
金星の太陽面通過
太陽系のうち太陽に二番目に近い惑星金星が太陽の前を横切りました。梅雨に入る前の午前8時前から始まったこのショーは6時間も続きました。
太陽系家族の意識を感じる不思議現象でした。
撮影:2012.06.06 -
木星とその子供たち
太陽から数えて5番目。太陽系で最大の惑星です。昔から縞が有ることで知られ、ガリレオ衛星と呼ばれる大きな4つの衛星を双眼鏡などでも見ることができます。
望遠鏡で見ている間に衛星たちが動いてゆくため、ガリレオが地動説を確信したのだとも言われています。
撮影:2011.11.26 -
正満月
地球には月というもったいないほど美しい衛星が有ります。その月が太陽の反対側に来たときの姿を「満月」と呼びますが、軌道の関係でなかなか真反対には来てくれません。望遠鏡で見ると満月もどこか縁が欠けているものです。
その月が月食の前と後にだけ欠けた所の無い姿を見せます。僕はその月を「正満月」と名付けました。
撮影:2011.12.11 -
部分日食と太陽柱
この写真はみかんの丘のものではありません。職場のビルの屋上で撮りました。
この日太陽は沈む直前に右下を月に喰われてしまいました。食が進むさまをもっと見たかったのですが、ビルに阻まれてこの写真が限界でした。
太陽の真上に立ち昇る炎のような光の柱は、空気中の氷が太陽の光に反射して出来る太陽柱です。
撮影:2010.01.15 -
地球照
太陽の光が当たって輝く地球が月を照らす現象を地球照と言います。普通は暗くて見えない月の影の部分がうすぼんやりと見えるもので、月齢が小さいときに起こります。
地球には水が作る白い雲が有るため反射率が高く、しかも温暖化によってその雲が年々増しているという観測もあります。
撮影:2010.01.17 -
星々の間を移動
月は普段かなりまぶしいため、周りにいる星たちはよほど明るいもの以外見ることができません。しかし皆既月食になると月がぐんと暗くなって、すぐそばにある暗い星も見られるようになります。双眼鏡を使うと、真っ赤な暗い月が星の間をゆっくりと東に動いてゆく様を見ることができます。
撮影:2011.12.10 -
虹の入り江
月のうさぎの上半身にあたる雨の海。その北西に入り込んだ丸い凹みが虹の入り江です。月がまだまだ若かった頃、直径260キロのクレーターの片方に玄武岩質のマグマが流れ込んで出来たと思われています。でもそんな成因よりも、月齢が10を数えるこの時期に美しく輝く虹の入り江は、見る人を魅了してやみません。
撮影:2010.04.24 -
百武彗星
1996年に九州の百武裕司さんが発見したほうき星です。その年の3月に地球に最接近して大騒ぎになりました。夜中に頭の真上に掛かる巨大彗星に感動したのを憶えています。まん丸いコマ(核から放出されたガスが作る光の塊)の後ろに細長く伸びる青いイオンの尾を見ることができます。
撮影:1996.03.00